関西学生女子サッカーリーグは11月3日、最終第7節の4試合が行われ、大阪体育大学は武庫川女子大学に1-0で勝利。通算成績を4勝1敗2分け、勝ち点を14とし、3位となりました。上位4チームが進む全日本インカレ(12月24日~1月6日)で16年ぶり4回目となる優勝をめざします。
大阪体育大学のチームカラーは「勢い」。前線からの守備で圧力をかけ、相手のミスを誘い、相手を何もできない状態にして、攻めます。第1節は姫路獨協大学を4-0で圧倒。第2節は、秋季リーグ優勝を果たした帝塚山学院大学に2-2で引き分けました。
しかしリーグ戦中盤以降、しっかり守りながらも決定力が足りず、相手に数少ないチャンスで失点を許す場面が出てきました。第3節は関西学院大学に勝ったとはいえ、1得点のみ。びわこ成蹊スポーツ大学とは0-0。明治国際医療大学に0-1で初黒星を喫しました。
残りは2節。石居宜子監督は2「決め切れずに失点し、お尻に火が付いた状態となったが、残り2試合は課題に向き合って戦え、成長した部分もあった」と振り返ります。6節の追手門学院大学戦はしっかり守り、清悠香(体育3年、鳴門渦潮高校出身)のゴールで1-0で勝利しました。
そして最終節の武庫川女子大学戦は赤尾侑里(体育4年、東海大学付属福岡高校出身)が前半の終盤、コーナーキックからヘディングシュートを決め、1-0。2連勝でフィニッシュしました。
長谷原彩音主将(体育4年、鳴門渦潮高校出身)は「リーグ戦を通して守備はいい部分があった」とし、貢献の大きかった選手として、1年生からDFの軸になっている清に加え、中盤で守備に大きく貢献した草場千寛(体育3年、大阪学芸高校出身)を挙げました。
全日本インカレは、12月24日に開幕します。年内の準々決勝は大阪、茨城で行われ、1月4日の準決勝、6日の決勝の舞台は東京?味の素フィールド西が丘。大阪体育大学は1994、1999、2006年度に優勝。2017、2019年度は3位に入っています。
長谷原主将は「自分たちはベスト4を経験していない。目標は、まずはベスト4に入り、西が丘に行くこと。そのうえで優勝をめざす」と意気込んでいます。
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